2011年07月14日

脱原発は正義ではない。

原発のない世の中に「しなければならない」とか、
子供たちが将来安心して暮らせるようにする「べき」とか、
脱原発を錦の御旗にする論法って
あまり得策ではないと思うのですよ。

そもそも「正義」は人や立場によって違いますから。
例えば、
日本の経済を活発にしようと頑張ってる人にとっては
経済活動の足枷になる脱原発は「悪」でしょう。
だからこそ、
経済産業省や海江田大臣は原発再開に躍起になってるわけで。

それ以前に、世の中には
「綺麗事」を嫌って耳を貸さないタイプの
人間って少なからずいますから。
残念ながら「正しさ」で人を動かすことはできないんです。

それでもワタシは
日本が脱原発へ動き出すことを願っています。
なぜなら、
原発を持ち続け、動かし続けることは
結局は「損」だと思っているから。

震災だ事故だという以前の問題として、
放射性廃棄物には半減期数万年ってのがあるんですぜ?
それを保管して管理してって、
延べでどれだけのお金が掛かるかって考えたら
本来なら今の電気料金でペイなんかできるはずはない。
というか、数万年後まで
今の貨幣制度自体が存続しているとも思えませんが。
さらに、これからは深刻な廃炉の問題も加わってきます。

それと事故処理のコスト。
いくら理論上で完璧に安全な原発運用のシステムを作っても、
それを動かすのは所詮人間。
不死身でも万能でもないただの弱い人間。
ズルしたり、手を抜いたり、思い違いもする人間。
嘘を吐き、保身に走り、
他にも色んな弱みを持っているのが普通の人間。
そんな人間が動かす以上、
震災がなくともいつかはこんな事故が起こっていたはず。
その度に莫大なお金と膨大な時間が
沢山の人から奪われていく。

それで得られるメリットなんか、
簡単に吹っ飛んでしまうぐらい損だと思うんですけどね。

要は損得勘定なのですよ。
だから、脱原発に必要なのは正義感ではなく、
再生エネルギーへの転換や省エネで
効果的に金儲けができる沢山のアイデアだと思うのです。
そして、原発維持よりも儲かることをハッキリ示せれば
経済界の重鎮や経済産業省の官僚さんたちも
脱原発に舵を切ってくれるんじゃないですかねぇ?

posted by 佐々木大悟 at 02:43| Comment(0) | TrackBack(0) | ニッポンジンに明日はない | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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